歌ネタ王決定戦2013 準決勝大阪 感想およびレポ

昨日歌ネタ王決定戦の準決勝を見てきたのでそのレポです。
ざーっと書いていきたいと思います。
 
歌ネタ王決定戦って?http://www.mbs.jp/utaneta/
 
場所はなんばグランド花月。席は前から4列目の真ん中という過去にない好位置。
正直チケット売れ残ってるのかなーと思っていったんですが、2階席まで埋まっていて満員でした。
 
オープニングは歌ネタガールズによる番組公式ソングの演奏でスタート。
そして次にMCのバイク川崎バイクが登場。BKBコールなどで正直見る前から疲れちゃうのではって思うくらい会場を盛り上げていました。盛り上げに強い芸風で楽しかったです。
 
 
 
さて、印象に残ってるコンビについてどんどん書いていきたいと思います。敬称は略します。
 
全体的に補足として、名前こそ歌ネタというくくりですが、基本的にリズムや曲を使っていればなんでもありです。極端な話ネタ時間3分のうち2分くらい普通に喋っててもたぶんOK。なのですごいバリエーションに富んだネタが見れて楽しかったです。
 
また予選を一回通しての準決勝なので、しっかり面白いコンビを残せてるのかどうか怖かったんですが、ほとんどのコンビが面白くてちゃんと審査されてるというのを感じました。
 
 
 
今回準決勝で頭一つ抜けてウケてたのはプラスマイナス兼光。得意のモノマネをフリップで紹介しながら夏の日の1993に乗せて披露。普段よりリズムがよく会場は爆笑の渦でした。
 
次はわりと横一戦で好みが分かれると思いますが、あげるとしたらスーパーマラドーナ矢野号
スーパーマラドーナは「歌詞を短くする」というオリジナルの漫才で勝負。とにかく上手く作りあげていて笑う人を選ばないネタ。矢野号は「お葬式」ネタ。メトロノームを使い反復させることでどんどん尻上がりにのびていってよかったです。リズムとお葬式は相反する面白さがあるのでもっとも作りやすいと思いますが、その中でわりと独自の部分を切り取っていました。
 
優勝候補といわれる嘉門達夫は1回戦で話題になったおとしまえ体操は封印。定番の替え歌やショートソングで真っ向勝負。抜群の安定感という感じでしたが、ドカーンというのが少なかったのも事実かなという気はします。
 
 
普段からやっているネタを見せている組は多かったです。
キンタロー。は「定番のAKB」ネタ。たかみなのあつこの言い方が一番ウケていました。スマイルは「ドラえもんの前奏」や「歌詞の英語を日本語」になど。時間ギリギリで最後にちょっと長かったですでしめたのはよしたからしいと思いました。
かまいたちは「テストで独自の覚え方をしている生徒」を、GAG少年楽団は「音楽の教科書に乗せたい曲」を、土肥ポン太は「がんばる芸人に突然悲しみが起きるシリーズ」を、ジャルジャルは「寿司屋から歌手を目指す」を、内容は少し変えつつも全部違うところで見たことがあるものでした。
 
反対に藤崎マーケットは「般若心経」と大会用の新ネタで勝負。しかしいまいち当たらず。チョップリンは目が血走っている「ムーミン」ネタ。かわいい世界観を完全にぶち壊してきたそのムーミンは怖さとヌルっとした気持ち悪さでいっぱいでした。面白かったです。ちゃらんぽらん冨好は安定したしゃべりで「いらんことするミュージシャン」の話。トリの大役を果たしていました。
有名どころはこんなところでしょうか。
 
 
今回個人的に気になったコンビとしてまずZAZYが面白かったです。名前だけ知っててネタは初めてみたんですが、「カルロストントン」という独特のフリップネタは本気で予測不能。みんなが笑えるというものではないですが、笑ってる人は笑ってました。
もう一組はぴかいち。合いの手を入れるという漫才でそんなに難しいネタではないんですが、とにかくしゃべりが上手くて引き込まれる。まだまだ知らなくて面白いコンビがたくさんいるというのを今回改めて認知しました。今後注目していきたいなと思っています。
 
 
フラワーズオブロマンスは「子守唄」で子供に対して言ってはいけないことを言うわかりやすいネタで笑いを取り、バンビーノは「ピッスッキリ体操」というちょっとマネしたくなるかもというネタ。子供が好きそうで見ていて楽しいネタでした。
新喜劇組すち子&真也往年の夫婦漫才を演じ、ずっと見てたくなる飽きない面白さでした。
 
天使と悪魔キングオブコントなどで披露してた視力検査で行くのかと思いきや全く違う「かけ声」ネタで勝負。後半の今までの全てを使ってバチコーンとハマってたのが気持ちよかったです。りっぺはR-1で披露した「やりたいキスシーン」を。相変わらず僕たちは何を見せられているのかというネタで面白かったです。にしね・ザ・タイガーもR-1で披露していた野球ネタで前半はドカーンでしたが、後半は1ネタの時間に対して笑いの量が小さかったかなという印象でした。
 
 
おそらく唯一アマチュアであるゆうたいは歌ネタ王の求めるスタイルにふさわしいであろう正統なしゃべりのネタ。しっかりと作られていてお手本のようなネタでした。また、55歳の公務員という経歴ですが、みんなから愛されそうな雰囲気は練習とかで身につくものではないと思います。芸人からみたら非常にうらやましいんじゃないでしょうか。
 
おいでやす小田は「DJの代役」を務めるネタで真面目そうな見た目も上手く使っていましたが、多少一辺倒。福田麻貴は「おばちゃんの話の起伏」をクラシック音楽にのせて表現。アイデアがすごい面白かった反面、もっとオーバーでもよかったと思いました。月亭太遊と湊町ナイスハーモニー合唱団はうんこをコーラスで叫ぶという最低の下ネタでしたが8人という人数を上手く使っていました。
 
 
桜・稲垣早希は子供っぽい雰囲気を最大限に生かしつつ大人のブラックな商売を紹介するお姉さんを。ただいまいち。彩羽真矢は宝塚出身という経歴で、美声が聞いてて気持ちよかったですが肝心の笑いの狙いがよくわからず。小泉エリは唯一舞台上に用意された楽器を使いましたが一番スベっていました。
 
ニューホップスオーケストラはやたら味方が多かったですが、ネタとしては比較的単純でした。歌歌ちゃん関しては子供たちは全く悪くないんですが、見に来ている親とその連れ達が本音で書くとうっとうしかったです。学芸会じゃないんだからというか。他の芸人の出番でスマホをいじるというのはいかがなものかと思います。
 
だいたいこんな感じで、非常に長文で乱文なのは申し訳なかったです。
 
 
決勝に有力なのは プラスマイナス兼光、スーパーマラドーナ嘉門達夫あたりなのかなと思います。
東京でも準決勝が行われ、今観に行くがどうかで迷ってます。
 
 
 
出演順とネタのタイトルはこちら 
(改行がブロックの切れ目です)
(コント・漫談のくくりは非常にてきとーです。演じてればコント、喋ってれば漫談みたいなそれくらいのニュアンスで書いてます)
 
フーシャオ飯店 「コント:電車のホーム」
キンタロー。 「モノマネ:AKB」
スーパーマラドーナ 「漫才:歌を短くする」
歌歌ちゃん 「漫談:ナマステ」
土肥ポン太 「コント:がんばる芸人に悲しみが起きるシリーズ」
 
桜 稲垣早希 「コント:会社ドリームパラダイスの説明をするお姉さん」
スマイル 「漫才:ドラえもんの前奏/歌詞の英語を日本語で」
ロコモコボンゴ! 「漫談:恐怖体験」
フラワーズオブロマンス 「コント:子守唄」
嘉門達夫 「漫談:替え歌/ショートソング」
 
バンビーノ 「コント:ピッスッキリ体操」
彩羽真矢 「コント:メインボーカルが気になるバックコーラス」
すちこ&真也 「コント:夫婦漫才~借金取り~」
矢野号 「コント:お葬式」
天使と悪魔 「コント:かけ声」
 
ゆうたい 「漫談:こんなことあると思います など」
みなみのしま 「コント:伝統芸能風ヒップホップ」
ナカノアンドデンジャラース 「漫才:ミュージカル風のコンビニ夜勤バイト」
チョップリン 「コント:ムーミン
 
小泉エリ 「漫談:乳輪占い」
月亭太遊と湊町ナイスハーモニー合唱団 「コント:うんこーラス」
ヒレミンゴ 「漫談:ダフ屋に抱かれて」
GAG少年楽団 「コント:音楽の教科書に載せてほしい曲」
プラスマイナス兼光 「モノマネ:モノマネを夏の日の1993にのせて」
 
ニューホップスオーケストラ 「漫談:おしい人」
りっぺ 「漫談:キスシーン」
おいでやす小田 「コント:DJの代役」
かまいたち 「コント:テスト」
 
福田麻貴 「コント:おばあちゃんの話の起伏」
シンポジウム 「コント:筋肉名称エクササイズ」
ZAZY 「フリップ:カルロストントン」
藤崎マーケット 「コント:般若心経」
 
ぴかいち 「漫才:合いの手」
アイロンヘッド 「コント:野球の応援歌」
にしね・ザ・タイガー 「漫談:暗黒助っ人横浜ベイスターズなど」
ジャルジャル 「コント:寿司屋をやめて歌手に」
ちゃらんぽらん冨好 「漫談:ミュージシャンがいらんことする」
 
 
 
以上です。それではー。
 
 
追記:東京も観に行ったのでレポ書いてます。