歌ネタ王決定戦2013 準決勝東京 感想およびレポ その1

歌ネタ王決定戦の準決勝東京のレポおよび感想です。
わざわざ新幹線を使って観に行ってきました
 
歌ネタ王決定戦って?http://www.mbs.jp/utaneta/
準決勝-大阪-レポはこちら→http://blogs.yahoo.co.jp/yukidaruma_blog/32539926.html
 
 
場所は赤坂BLITZ。席は右端でしたが前から2列目とかなりいい席でした。
15分前に行ったらガラガラの状態だったんですが、時間になってれば満員御礼。平日の昼間で長時間、その上関東では決勝が放送されないというなかなかの状況で、それでも人は集まってました。
 
オープニングは大阪と同じく歌ネタガールズによる番組公式ソングのパフォーマンスでスタート。おそらく決勝の放送でもやりそうな感じなので、見たことない人は楽しみにしていただいたらいいんじゃないでしょうか。
そして今回のMCは元Bコースのタケト。拍手や掛け声など定番の前節はもちろん、随所に出演した芸人の裏情報を挟み、普段からいろんなところに顔を出してるんだというのを感じました。
 
 
さて、ここから本編の感想です。
 
先に全体的な感想を書いておきますが、とにかく大阪と東京で空気が全く違う!
大阪はBKBの盛り上げが上手かったのもあってか、とにかくお客さんと一体で楽しい雰囲気。わいわいにぎやか、まさに歌ネタ!という感じでした。
それに対し東京のお客さんはとにかくネタの面白さを見るといった感じで、どちらかというとのらない。時にはこれ1回戦かと感じるくらい静かな時間帯があったりと、なかなかシビアな戦いになっていました。
 
別に東京のほうが面白くないというわけではなく、力のある60組が集まっていたのはいわずもがなです。
にもかかわらず正直笑いの起こる量が全然違うので、比較するとまあ大変。東京と大阪で審査員が同じかどうかはわかりませんが、同じだとしたらこれは審査するのが大変だと思います。
 
 
 
印象に残った組についてどんどん書いていきます。敬称略です。60組と多いので記事は2つに分けたいと思います。
 
まずは前半30組について。
 
トップバッターを務めたのは小島よしお。そんなの関係ねえなどの持ちギャグをフルに使ったネタはタイムオーバーになっても止まらず。決勝を狙うという感じは全くなく前説的役割でしっかり盛り上げていたように思います。2番手はヒグマリオン。ウケはそこそこでしたがモロにネタが飛んでたのが出ていました。
 
 
ウケてたと感じたコンビを先に書いていくと、まずは阿佐ヶ谷姉妹。ピンクの春色衣装で登場した2人は、顔とは似合わずとにかく激しく動いていました。
次に印象に残ってるのは湘南デストラーテ石焼き芋定番のリズムを言葉を変えながら何度も繰り返し、耳に残りやすかったと思います。
 
あと意外と面白かったのはオテンキ。いつもの小ボケネタは誘い笑いが多くて3人のバランスがあまりよくないんですが、今回は小ボケも挟みつつも設定がちゃんと作られてて面白いなと感じました。
 
 
エルシャラカーニはかみ合わなくてて話が全く進まない定番の漫才でテンポよく面白かった。レイザーラモンRGはお客さんに行ってもらった最寄駅あるあるをいう客いじりネタ。東京周辺で固まっていたところから、奇跡的に札幌駅が出てあまりにも雑すぎるあるあるに会場が笑いました。
 
プラスマイナス岩橋はR-1決勝で披露したようなネタでしたが勢いいまだ衰えず。古傷を癒したいトップリードはハッピバースデーのリズムで浮気されている奥さんの恨みが爆発するネタで、じわじわ上がっていったように思います。
 
ぱっとウケてたで思いつくのはこのあたりですかね。
あと個人的にタブレットが結構印象に強いというか、しゃべりと歌のギャップがえげつなさすぎて引き込まれていまいました。
 
 
 
どんどん書いていきます。まず椿鬼奴は衣装は派手でしたがひどくすべってました。しずるフォークダンスでとんでもない展開に持っていく2人ならではのブラックの世界観。ただオチはなんとなく読めた感じもします。
 
サイクロンZはR-1決勝でおなじみの歌ハメダンスで勝負。ただ短い曲調や多少無理やりな部分が多く、縛りのきつさでネタ作りに苦戦してるのを感じました。ホリ太鼓の達人になぞらえたモノマネの達人で職人技を披露。勢いがよくさすがと思う反面、テンポが早くて一つ一つのものまねが雑にしか見れないのは裏目だったかなと。すごいんですけどね。
 
 
アップダウンはレッドカーペットなどで披露していたネタで勝負でしたが、お客さんが知ってたのかあまりウケず。ダーリンハニーは関東の電車発車音を使って笑いを取ってたものの、本戦が関西ローカルを考えると厳しいかなと。
 
古坂大魔王はピコ太郎というキャラクターをしっかりと作り上げ、後遺症の部分が面白かったです。決勝に行く可能性もあるかなと思います。ムートンは上京のエールで、面白かったと思う反面、なぜか不思議と印象に残ってません。
 
 
マンTENブラザーズは人間打楽器でバカっぽさが出ていました。金谷ヒデユキさだまさしなど様々な芸能人が言いそうなぽい名詞を当てはめるネタ。やや当たり外れもありましたが、確かにぽい名詞で楽しめました。
 
天の川ぶらっくさむらいめおと楽団ジキジキあたりの最後のブロックはものすごく空気が重かったです。
前半戦トリを務めたのはあべこうじでしたが、今までの空気を見てか「後半戦はもうちょっとテンション上げればー」「そっちのほうが楽しいと思うよ」というあべちゃんらしい本音が漏れてて、この人やっぱり面白いって思いました。
 
 
 
出演順とネタのタイトルはこちら 
(改行がブロックの切れ目です)
(ネタタイトルは大体でつけてます)
(コント・漫談のくくりはわりとてきとーです。演じてればコント、喋ってれば漫談。弾き語りみたいなオーソドックスなのは漫談に分類しています)
 
小島よしお 「漫談:そんなの関係ねえ!」
ヒグマリオン 「コント:ドラマチック桃太郎」
さんもじ 「漫談:あれだからごめん」
トップリード 「コント:ハッピバースデートゥーユー」
 
マンTENブラザーズ 「漫談:人間打楽器‐夏祭り‐」
サイクロンZ 「漫談:歌ハメダンス」
湘南デストラーテ 「コント:石焼き芋
ムートン 「コント:上京のエール」
しずる 「コント:フォークダンス
 
ミステリーウーマンfeat.卍 「漫談:Yeah!めっちゃホリデーのタイトルだけ与えられたら」
バター★コーンEX 「漫談:あたしの仕事は立ち仕事」
ウクレレえいじ 「モノマネ:マニアックでごめんね」
アップダウン 「漫談:もう待てない」
 
阿佐ヶ谷姉妹 「コント:春色コンサート」
タブレット純 「漫談:愛しのメルルーサ
ダーリンハニー 「コント:トレインズのアンコール」
レイザーラモンRG 「漫談:最寄駅あるある」
オテンキ 「コント:素人ものまね大会」
椿鬼奴 「漫談:イタリアの思い出 チャオ」
 
ホリ 「モノマネ:モノマネの達人」
金谷ヒデユキ 「モノマネ:さだまさし名詞/長淵剛名詞」
ルシファー吉岡 「漫談:時間がない人のためのげんこつ山」
どんぴしゃ 「漫才:電車で音楽が漏れてる人を注意」
古坂大魔王 「コント:ピコ太郎」
 
雨の川 「漫談:森のくまさん 遭遇時の対処法」
ぶらっくさむらい 「漫談:残念ハーフ」
めおと楽団ジキジキ 「漫談:浦和」
プラスマイナス岩橋 「漫談:EXILEぽい曲/体系いじり」
あべこうじ 「コント:体操のお兄さん」
 
 
勝負は後半戦に続きます。