キングオブコント2012 準決勝レポその1~決勝進出者~

先にこっちを消化します。
 
キングオブコント2012の準決勝を観に行ってきました。2日間。泊りで。
両日とも2階席だったので思いっきり柵が邪魔でしたが。まあ仕方がないです。
 
 
もうすでに決勝進出者は決まっています。なので今日はそのコンビについて書いていこうかと思います。
 
 
今年選ばれたのは以下の8組。
 
トップリード
しずる
バイきんぐ
 
純粋に会場のウケ上8組かと言われれば微妙に怪しいですが、とにかく8組ともかなりウケていた部類に入るのは間違いないです。
見てわかるように今年は無名のコンビが多いかと思います。
原因としては、今ネタ番組が少ない中でキングオブコント発祥のニュースターを出したい部分があるのではないかなと。そしてもう一つ、これは見たのではっきり言えることですが、名前の売れたコンビが純粋に決勝進出者の笑いを超えられなかったというのが事実としてあったように感じました。超えてたとしてもタイムオーバーとか追加合格組とか。
 
昨年はノリ・リズム重視で選ばれていて、今年はそれに合わせて勝負したコンビも何組か見られました(ジャンポケ、ジューシーズ等)
それに対して今年はネタをしっかりと練ってきたところ、構成をきっちりしてきたコンビが通ったように思います。レベルはかなり高いです。
 
とにかく今年はかなりのガチ審査だったと思います。
 
 
以下8組個別にちょこちょこっとコメ。
 
ネタは「ぼったくりバー」。個人的には何回か見てるネタでしたが、面白いと思います。やることは単純なんですがわかりやすく意外性があっていいかなと。一つの設定をこねくりまわすタイプ。
 
ネタは「結婚の許可」。コントとしては動き・小道具を利用することが少なくいつもの漫才スタイルに近い形。勝因はわかりやすい設定で開始すぐに笑いを取り、ツッコミでのフレーズでこれを4分間ずっと持続させた部分。笑いの密度が高かったです。しかし、THE MANZAIは2回戦で落ちてこちらが通るとは皮肉なものですね。
 
トップリード
ネタは「邪魔!」。さまざまな場面で見せる巧みな演出とオチまで手を抜かない構成が光ってました。2日目の中では1・2を争うウケ。去年ちゃんとしたネタを見せたにも関わらず最下位でしたが今年はそうはならないんじゃないかなと。リベンジしてほしいです。
 
ネタは「コンタクトレンズ」。かなりのブラックさで終始ゾワッとしてしまいました(笑)。空気によっては引かれてしまう可能性もあるので、決勝では結構な賭けになるかもしれません。少なくともR-1の空気では絶対にできないヤツだと思います。
 
ネタは「転校生」。見たことあるやつでした。ボケ側に悪気がないのが親しみやすいです。
 
しずる
ネタは「能力者」。知名度高いですがやっぱりネタが面白く実力派だということを改めて感じました。問題は2ネタ目でどうしても2年前のパンティでスベッたやつを思い出してしまうのですが、今年はちゃんと準備できているのか注目です。
 
ネタは「学級会」。ネタ自体は5人でします。5人の利点をフルに用い、学級会だからこそ起こりうる雰囲気を上手く再現し活かしている、そしてしっかりとした構成で個人的には1番好きでした。
 
バイきんぐ
ネタは「先生に会いにきた教え子」。見たことあるヤツでした。とにかく会場がものすごいウケてた印象にあります。若干ホームだったという印象があって、決勝ではまた全然違う空気になると思うので、そこでしっかりと自分たちのネタができるかどうかがポイントかなと。
 
 
 
準決勝のネタを見ましたが、全組面白くほぼ横1線状態なので今年は優勝候補がいないです。
予想はしたところでほぼ無意味だなというのが今の結論となっています。
 
とにかく当日の出来が全てになるんじゃないでしょうか。
2ネタ何をやるかでもだいぶ変わってきますし。2ネタ目が全くわからないコンビもいるのでそこは非常に楽しみです。
あとかなり重要になってきそうなのはお客さんの質。半分は芸人さんなので心配する必要はないですが、それでも準決勝と決勝では全く違った雰囲気が出来上がると思います。ネタそのものの面白さをどれくらいお客さんに伝えられか、空気を自分たちで作れるかどうか。下手したらスベるコンビが出てきそうですが、どのコンビが当日をつかめるのか、楽しみです。
 
 
とにかくお笑い好きにとってはすごい面白くなりそうな決勝戦ではないでしょうか。
 
そんなこんなで今日はこの辺で。
明日は1日目をざっとレポで書きたいと思います。
 
それではー。