おすすめマンガ その8 ~いつわりびと◆空◆~

自分の好きなマンガをただ語るだけのコーナーでございまして、
定期的に書くはずでしたが気付いたら8ヶ月も空いておりました。
 
というわけで今回紹介するのはこちらでございます。
 
 
イメージ 1
 
飯沼ゆうき先生の作品いつわりびと◆空◆です!
 
この作品を好きになったきっかけはプロトタイプとなった読切「正直ものとたからもののやま」。
あれを読んだときすごい感動してそのあまり軽く泣きました。
今までサンデーの中で結構の読切を読んできていますが、どれが一番好きかと聞かれたらぶっちぎってこの作品です。
 
そしてその読切の内容を変えて、少年サンデーにて当作品が連載開始。しかし、しばらくした後クラブサンデーに移籍(事実上の降格)してしまい…。
にもかかわらず、移籍した後に内容がすごく面白くなりまして、なんで移籍させたんだもうー珍しく絵文字も使いますよもうー
で、現在もクラブサンデーのほうで連載中です。まあ移籍してなかったらここまで続いてなかったとは思うんですよね。
 
 
~あらすじ(wiki引用)~
相手が悪人だと露知らず、正直に全てを話してしまったせいで、家族を殺された過去を持つ孤児=天邪狐空(あざこ うつほ)。
正直さを嫌い、常に嘘ばかりつき生きてきたが、孤児の里の長である坊主の優しさに触れ考えを改める。
これからはその得意な嘘を使って、多くの人々を救う旅が始まる。
 
一応補足しておくと最初はウソを巧みに操るバトル漫画。
途中からここのつという宝を探しにいく旅物となっています。正確な分類は難しいんですが。
 
 
この作品の最大の魅力はなんといってもキャラクター!キャラクターがすごいいいんです。
ぽち(狸)とかはもう見ているだけですごいかわいいし、いたずら好きの空に対しそれに振り回される小四郎、閨(仲間)を見るのは笑えるのもあるんですけどちそれ以上に和むんですよね。
昔はまだ仲間としてのぎこちなさもあったんですが、徐々にそれもほぐれていって、その辺のキャラの変化をみてるとすごい楽しいです。
 
また、ライバルである、黒羽・烏頭目集団もすごいよくできていて、この集団がでてきてからグッと面白くなりました。特に烏頭目は成長というか変化が大きいキャラ、にも関わらずバカは直らなくてツッコミ役の蝶佐とあわせて見ていて楽しいコンビです。
 
全体を通してキャラクターの関係性がすごいよくできてます。時々離れたり通じ合わないときもあって、どうしてこうなっちゃうのというすれ違いを真剣に見れたりもしたり。でもその分みんな仲間想いになったりと。
一人一人として見ても集団として見てもキャラに魅力があるというのがこの作品のよさだと思ってます。
 
 
そしてこの人の持つギャグのセンスが僕はすごい大好きでそこも作品をより面白くしています。
ストーリーそのものはわりと重いというか、騙し騙されだとか殺しだとか生死に関わることも多いんで、グロかったりえげつない部分がかなり出てきたりします。ですが、それを吹き飛ばすぐらいの和み・笑い要素があるため沈んだままにならないんですよね。
またシリアスな話のときは、感動できることも多かったり、ちょっと真剣に考えさせられたりでそれはそれでほんとよくできていまして。
笑い(和み)×感動×狂気、そのあたりの緩急がすごい付いていていいなと思います。
 
 
難点なのは特に初期のほうは、ウソの騙し合いといういわゆる心理戦の部分にこだわりすぎて自滅していたのと、長編としての話で見たときにいまいち目的があいまいでボヤけているというか気持ちが入りにくいというところじゃないかと思います。
全体的に短編の話の作者は得意なんだろうなーという印象はあります。
 
 
現在単行本のほうは11巻まで発売されております。
 
連載のほうは思いっきり話の途中からになるので、わからない確率大ですがとにかく機会があれば是非一度除いてみてください。無料ですし。
 
また作者はブログもやっていて、そこにはキャラ設定&おまけマンガ等がすごい充実しておりますので、
ファンの方にはたまらないことになってます。
ブログの内容で単行本とかでないかな。
 
 
というわけで今日はこの辺で。うん、もう3時過ぎてる。だからこのコーナーあんまりやらないんだ☆
それではー。