NHK新人演芸大賞 感想

先週にもちょっと書きましたが実際に生で見てきているので、昨日の放送と合わせてネタに関して感想を書こうかと思います。
 
 
トップバッターですがまさに上方漫才という感じでした。すごい聞きやすさというのがあったように思います。
ちなみに2日後彼女たちはこの漫才前半部分のネタで「THE MANZAI 京都ラウンド」2位を獲得するわけで、
同じネタでも場所や雰囲気によってウケ方が大きく変わるんだからお笑いは難しいよなーと思いました。
 
 
もっとも2人が自信を持ってやれそうなネタを持ってきてました。幅広いお客さんにウケてて個人的に会場でウケが一番よかったのはこのコンビかなーと思ってます。最後のタメが余計だったようにも感じましたが。
ちなみに礼二さんは「死ねばよかったのに」が気に入ったのか使いやすかったのか、OAでは映ってない全体の審査結果発表前にも森田さんにやってビビらせていました。
 
 
<ソーセージ>
ストーリー性のあるしっかりとしたネタで面白かったです。ただまだ山名さんが出てないのに「ふつうの5歳児じゃない」というフレーズだけで笑ってる客がいて、その辺はホームだからこそでしたし、僕はあんまりそういう部分が好きじゃありませんでした。
 
 
囲碁将棋>
ソーセージとは打って変わって結構なアウェイ感があったように思います。ネタ的にもう少しウケてもよかったとは思ったんですが…。予想しにくいボケをするので安定感がないんですが、ちゃんと伏線を張ってたりと一つの漫才としての構成力がすごい高く魅力のあるコンビだと思います。
 
 
<やさしい雨>
なかなかに外しちゃったかなーというか、ゲスさが笑いにくいゲスさでお客さんを引かせちゃったように思います。
「あと練習を見せちゃダメ」という審査員のコメントがすごい印象に残ってます。本人たちも審査前になるとあきらめてる感じがあって、そういうのは大会としてどうかなーと思いました。
 
 
あまり普段やってない新しいネタで挑んだのはよかったんですが、いつもより圧倒的にベタなネタが多かったように思います。正統派の漫才でもちゃんとノビのあるストレートを投げないと面白くはならないんだなーというのを強く感じました。
 
 
<2700>
OAではカットされてますが、本人たちは年齢層が高いお客さん達に合わせてスローテンポのネタを選んだと言っていました。わかりやすいネタもちゃんとできるっていうのがわかりすごいよかったです。会場全体では笑う客と笑わない客に結構分かれていて、僕はすごい笑っていました。でもテレビで見ると「あれ?」で、やっぱり勢いに欠けるというのも感じました。というよりもう少し全体を映すカメラアングルが多い方がいいと思ったんですが…。
 
 
<ニッチェ>
キャラクターが濃く、すごいなりきって演じているのがわかって、近藤さんのツッコミがちゃんと小学6年生の子のツッコミになってるというのが印象に残っていました。ネタそのものは特別に面白いという感じでもないかなとは思いましたが。
 
 
 
会場で全組見終わったときの印象は
一番バランスよくお客さんにウケてたのが「さらば青春の光
大阪のホームというのも足すとすれば「ソーセージ」
個人的に一番笑ったのは「2700」で、
この3組になるかなと思ってました。
 
「ニッチェ」は存在感はしっかり示してきたなーとは思ってましたが大賞を獲るとは思っておらず審査結果を見たときは結構意外でした。
 
そして本人たちがその結果に一番驚いていました。この後串カツを食べて帰ることしか考えていなかったっぽいです。
 
 
全体的には、OAを見ると笑い声がそんなに入ってないので結構な空気に見えますが、会場がただ広いだけで
あってもちろん笑ってるお客さんが多かったっていうのを補足として書いておきます。
 
 
それではー。