R-1グランプリ2021 感想

R-1グランプリ2021の感想です。

構成。時間がどんどんなくなっていくという設定を、審査コメントを省く、点数を一気に出すなど様々な要素で見せながら、後半ネタプレイバックで伏線を回収し、最後エンドロールで圧巻の畳みかけを見せてて、ネタとしてすごいよくできてるという感じだった。
アンジャッシュが昔、スポンサーの名前を無理やり入れる放送のネタをやってたけど、あれをちょっと思い出させつつ全く新しいネタに仕上がっていたと思う。

正直にいうと今年は変革の年で、失敗することは仕方がない部分もあると思う。実際昨年に戻せという声は見ていない。
ただやっぱり今回は構成のマズさが演者のネタに影響してると思っていて、空気の切り替えも全くできていなかったしはっきりとそこは反省してほしい気持ちはある。
特に妙実に慌ただしくなった吉住さん、寺田さんあたりは影響をウケてたと思う。二人とも落ち着いて腰を据えて見るタイプのネタだったし。
THE Wも最初は褒められた大会では全くなくて、でも改良して改良して今素晴らしい大会になっているので、今年ようやく変わったのだから、R-1にもまだ期待はしたいなと思っている。来年どうなるのか。


個々のネタの感想を書く前に、僕はすごいネタに関して「矛盾」の部分を気にしているなあと今回気づいた。
例えば、自転車であれだけ独り言を言うのかとか、そう見てほしくないっていうネタなのに自分からガンガンに仕掛けてるとか、
缶コーヒーこぼしたのに原稿のシミは乾いているとか、ロッカーに木が入っていることで周りに対しては何も言わないとか。
矛盾があるからダメとかではもちろんなく、お笑いだから当然ずらしていくし歪みの部分ができるのは当たり前であって。
その矛盾が笑いのものなのか、気にならないものなのか、力でねじ伏せてごまかすのか、それもなく単純にノイズになってしまっているのか、そういうところはわりと気になって見てしまう性質ではある。あくまで僕の話。

 

一本目の感想つらつら。
マツモトクラブさん。前提として復活ステージは見ていない。無料でも会員登録を無防備に増やしていきたくないっていうのが勝っちゃった。
3分で収めるのが難しいタイプの人だけど、その中で構成を抜群に作りこんでるネタで面白かったという印象。

ZAZYさん。前半の不条理ななんそれフリップだけにとどまらず、最後リズムを強調して構造として新しい展開を入れててすげーと思った。
途中まで4枚フリップを使う必要はまったくないといえばないんだけど。ほんとにリズム怪人という感じ。2番目とは思えない点数が出たけど、それくらい空気をつかんでいてすごかった。
歌が思ってたより上手くなくて、それはそれでもちろん面白い。もう少し歌が上手かったら逆にピシッと決まってて気持ちはよかったかなと思う。好みの話してます。

土屋さん。あんな一点張りある??たのきんトリオとかそんなところはどうでもよくて。
疲れて田原俊彦になる奴がなんであんな自転車でずっとしゃべり続けてんだよっていうので、途中からめちゃくちゃツボに入ってしまった。
一瞬、あれ?これ心の声なんかな?と思ったけど、心の声で田原俊彦になる意味もわからないし。なんなんだあいつは。馬鹿すぎるだろ。自転車に集中しろもっと。

森本サイダーさん。気持ち悪いキャラのコントで行くと思ってたらまさかのメタネタだった。正直かなりびっくりした。
お笑いじゃない部分を見るっていう、今のアンチテーゼになってるようなネタだった。
個人的にはあまりはまらなくて、どうしても「そっちから仕掛けてるんだよあ」が自分の中で勝ってしまって、最後のくだりあたりも自分から仕掛けてるしなあで共感が正直できなかった。自分の見方が下手なのかもしれない。

吉住さん。最初にもちょっと書いたけど一番ドタバタの影響をウケてたような気がする。
引き込んで引き込んで直前まで引きつけて撃つみたいなネタだったので、ここがほんとは落ち着いて見てたら演技で引きこまれて決まってたんだろうなと思う。
顔の演技とかはやっぱりすごいし強い。シンプルにかわいそうという感じだった。

寺田寛明さん。寺田さんを最初に見る人向けの代表的なネタだった。一つ一つがとても面白い。とても心地よい距離のボケ。
もっと落ち着いた気持ちで見れたら頭にしっかり響いてたように思う。あとは陣内さんの言う通り、山場がなかったっていうのはあるのかもしれない。不可抗力で10位になったなあっていう感じがする。

かが屋 賀屋さん。かが屋のネタの良さが一人になってもそのまま。表情と吐息の表現と最小のセリフであそこまでこちら側に想像させるのがほんとにすごい。
原稿を出すくだりとかあの3分だとめちゃくちゃいらなくて、コーヒーこぼしたんだからそこはむしろもっと悲惨な状態が想像できるのになあと思ってたら、実は原稿にネタの台本を書いているというのが隠されてるっていう。twitterでそれ見た時、うわあああめっちゃ好きだああああってなった。
こういう面白さを大会に入れてくるのがほんとにすごい。かが屋はずっと好きです。ごめんなさい。

kento fukayaさん。優勝軍師の人だ!「優勝軍師、現る。」未だに他と毛色が違いすぎてずっと心に残っている。なんだよ優勝軍師って。面白すぎるだろ。
ネタとしては、まずさっきの賀屋さんの原稿のツイートを結構直前に見てしまって、うわーすげーって前半ちゃんと集中してなかったら、あれ?なんでこの人今あるある言ってんだってなった。ちゃんと繋がってるのに。これは完全に俺が悪い。
一つ一つも粒立ってるし、人類の進化とか、3つのフリップならではのボケもあって面白かった。
でもZAZYが4つを先にやっちゃってるの、地味に痛かった気がする。絵が丁寧で見やすい。もっともっと見たいしもっともっとこれから出てきてほしい。

高田ぽる子さん。絶叫かつ乳首が取れたっていうインパクト大のつかみから、急に子供のリズムになってこんな緩急つけれるんだってとこがまずすごい。
その上で、上半身傾ける動きとか音楽の店舗やリズムとか、雰囲気とか。自分のキャラを完全に把握していて、武器をめちゃくちゃわかっている人のネタだった。
10Lサイズのモスグリーンを笑顔で売ってくる店員なんなんだよ。やばい奴すぎるだろ。
リコーダーのくだりは僕はそこまでいいボケとは思ってない。強い武器だし3分で展開入れるならそれが一番手っ取り早いっていうのはわかる。

ゆりやんレトリィバァさん。ほんとにすごい。いつももっとゴリ押しっていう感じなんだけど、今回はしっかりと作りこまれたネタだった。
テーマや構成も面白いけど、観葉植物に突っ込む時の動きとか、執拗に何度もいくとことかちゃんとゆりやんらしさが残っててとても好き。
そのうえでロッカーから観葉植物出てくるの意味わからなすぎて笑った。ここで周りの人に対して突っ込むかなと思ったらそこは無視しててテーマを優先してた。
そして最後、電話切って新しい変化のボケを見せたと思ったら急に辞表出して一気にジェットコースター。
今までのネタより格段に万人に見やすく、でもゆりやんって感じだった。


2本目。
かが屋 賀屋さん。もともとコンビネタでやってたやつ。僕が知らないだけで一本目もそうだったのかもしれない。
これもほんとに想像させるネタで、女性の像がすごい現実的って感じがする。
ネタと関係ないけど相方の加賀さんが、インスタで活躍はしてほしいけど、優勝するとピンが目立ってしまう。賀屋!3位だ!みたいなことを書いてたらほんとに3位になったらしい。
こういうところも、かが屋は持ってるとこだなあと思う。復活されて、かが屋のネタはもっともっと見ていきます。大好きです。

ZAZYさん。新衣装笑ってしまった。ヒラヒラなんなんだよ。不要すぎるだろ。
ワードと発想のぶっとびさが2本目もすごい。ただ構成がどうしても同じだったなっていうところはある。
1本目と間が空いてしまって、ZAZYさんの空気がリセットされてなかったら優勝も…ともったいないなと思った。前半2番手ってこういうことろでも不利になるんだなあって。
クリップは痛恨みたいに言われてるけど、それが無ければ優勝してたかといわれると、僕は思わなかった。
ただあの舞台でやり切れずに終わるっていうのは嫌だろうとは思う。もう賞レースはスポーツになってるので、出し切れないっていうのはたぶん悔しいんだろうなと思う。

ゆりやんさん。銃が急に出てくる緊張と緩和。ネタに自分のキャラクターを使ってて等身大だしスッと頭に入ってくる。この辺は有名な人っていう分のアドバンテージを使ってたと思う。
そうやって空気と展開を作った上で、後半はバキバキに崩していっててやばかった。SEで遊ぶのはちょっと天竺鼠を思い出した。
そしてそれで終わるかと思いきや、急にシャワーでもう1段上を行く意味の分からなさ。
急展開をあれだけさせたうえで、口ゆすぐっていうあるあるなのかなんなのかふざけきる心も忘れてない。
ほんとにキャッチコピー通りのクイーンオブやりたい放題だった。まさしく圧巻っていう感じだった。

優勝が発表された後、目頭を抑えてて、ああ絶対泣いてなくてふざけるんだろうなあと思ってたら、
もちろん当たり前のようにふざけはしたうえで本当に泣いてて心に残っている。
意外だったというのと、なんて言ったらいいかわからないけど、この人ってやっぱりすごい人なんだなと思った。
ゆりやんが面白くないという人、本当にちゃんとゆりやんのこと見たのかっていう感じ。
この人はまだまだ今後も売れてどんどん上にいくんだろうなあと思った。ゆりやんは化け物です。

 

以上です。拙い文章ですみませんでした。
こういうネタ感想を書くと、いつも俺はどの立場で何を語ってるんだよって自分で思ってしまう。気持ち悪い。でも書きたくなるんだよね。許してください。

2月

正直取り立てて書くことがないくらい2月は何もしていない。
粛々と仕事をこなし、ご飯作って寝て、休みの日はじゃんたま(麻雀)をしたりしながら過ごしたりした。あと週末わりとカラオケに行ったりもした。基本テレワークで週1の出勤以外人と会うことがなく、そのうち声が出なくなりそうだったので。
一人ならカラオケも部屋にこもりっきりだし受付とかも全部機械だしで、感染リスクは低いと思っている。気にされる方は申し訳ない、大目に見てください。

もともと一人カラオケは学生の時から行ったりはしている。
DAM精密採点で今まで最高でも92点くらいしか取ったことがないなーと思い(大体は80後半)、せっかく行くなら95点を取ってみたい!で最近はそれを目標にしている。
なぜか僕は今機械と戦うことになった。ビブラートの上手さがどうやったら高い点つくのか、いまだに一切わからん。高い点と低い点の時の違いもよくわからん。歌うのは楽しい。

ここ最近はドキュメンタルがあったり(まだ見てない)、R-1ももうすぐだったりで結構見たいお笑いがいろいろある。
R-1、正直あんまり期待してなかったんだけど、決勝メンバーやPV見てたら、ワクワクがかなり出てきた。賀屋さんはいるけどピンの大会って感じが今回すごいしてるし、予想より遥かに変わろうとしてる感はあった。
準決勝とかの配信とかも見てないので全部初見になるし、それもすごい楽しみ。準決見なかったのはU-NEXTに新しく登録するのめんどくさいと思っちゃったため。こういうことに対する腰は本当に重い。ZoomとかDiscordとか未だにわからないままだ。

あと、ytv新人漫才賞も今日やっててとても面白かった。
1本目のコウテイは今日だけの評価でいえば個人的にはちょっと点数高めに感じた。ただ2本目はほんとに獲りに行くって気持ちが前面に出ててすごーと思い、それをまた隣人が新しい漫才で上回っていってうわーすげーって思った。語彙力バカでごめん。
お笑いってほんとに日々新しい形が出てきてて、自分たちのスタイルを見せて評価されたと思ったらまた別組の新しいのに1年も立たずに上塗りされて、えげつない世界だなと思う。今回は改めてそれを感じた。

ネタとか大喜利とか、ずっと離れたままです。ブンブンチャンプが発表されて、いったん手元にあるネタ見たら今一番面白くてやりたいのは進行に迷惑かけるネタだった。
言ったところでなんやねんって話だけど、僕は自分の考えたお笑いはめちゃめちゃ好きだ。これはもうどうしようもない。

コロナ的にはひと段落してもう一踏ん張りかなーって感じですね。数字的には去年の秋くらいと変わらないはずなのだが。
一回ピーク迎えてなんとかなっちゃうと基準が変わってしまう。なんて自分に都合がいいんだ。

以上です。見に来てくださりありがとうございました。とてもうれしいです。

漫才「一人暮らしの部屋」

漫才「一人暮らしの部屋」

 

A「どーも、よろしくお願いします。」

B「最近、一人暮らしを始めて。」

A「あーいいですね。」

B「まあ楽しいは楽しいんだけど、やっぱり悩みもあるっていうか。」

A「あーそうなの?」

B「部屋がねー、余っちゃってんだよねー。」

A「? 部屋が余る?」

B「あのー、俺一人暮らしするの今回初めてでさ、どういう部屋にしたらいいかわからなくて、知り合いの女の子にちょっと相談したの。」

A「知り合いの女の子。」

B「俺の両親もさ、一人暮らししたことないからそういう話全然わからなくて、その子もうだいぶ前に地方から引っ越してずっと一人で暮らしてるから、そういう話詳しいだろうって。相談乗ってもらったの。」

A「ほう。」

B「で、まあ一人暮らしだし、部屋の広さ1Kかワンルームでも全然いいかなあって話ししたら、え?いや1LDKか、なんだったら2LDKあっても別にいいんじゃないみたいな話されて。」

A「…はあ。」

B「で、まあとりあえずは1LDKにしたんだけど、やっぱなんか広いんだよねー。」

A「ふーん……。え、ちなみにさ、その女の子ってどういう関係なん?」

B「ん?いやまあ、なんていうか普通の友達だよ?まあたまにご飯とかは行ったりするけど。」

A「あ、そうなんだ。彼女さんとかではないの?」

B「ないないない。ほんとに、普通の友達。」

A「あ、そう。………。え?お前あれだよね、一人暮らしする、って言ったんだよね。」

B「うーん、言ったと思うけどね。『今度俺実家を出ようと思ってて、あんまり部屋のこととか詳しくなくてさ、一緒に住む部屋考えてくれない?』って」

A「あ!やってんねえこいつ!!!」

B「?」

A「やりましたわあ!!こいつ!!完全にやりましたああ!!!」

B「何の話?」

A「アイリピート!!一緒に住む、部屋、考えてくれない?やってますわあああ!」

B「でさ、お前から見ても、1LDKってやっぱ一人暮らしするには広いんかな?」

A「違う違う違う違う。もうお前の一人暮らしの部屋、一人で暮らすことが、想定されてないの。」

B「どういうこと?」

A「なんでピンときてないんだよお前!わかるだろ普通!」

B「あー、でもそういうことなのかな。」

A「他にもその女の子なんか言ってただろ。」

B「あーなんか、キッチンは、広いほうがいい。みたいな話されて。」

A「ほら!やっぱそうじゃん!!」

B「いやでも俺別に全部コンビニとか外食で済ますよ?って言ったら、いや!絶対ちゃんと手で作ったものを食べたほうがいいからって。」

A「めっちゃええ子やん…。その子もう作ってくれる感じやん…。うらやまじゃん…。」

B「で、俺最近頑張って自炊始めたんだよね。」

A「お前は作らなくていいんだよ!なんで自分で作ってるんだ!馬鹿かお前!!」

B「いやまあでも意外とごはん作るの楽しいけどね。」

A「ぬぅぅぅぅぅん!!(地団駄を踏む)」

B「お前なんでさっきからそんな怒ってんの?」

A「俺にはああ!そういう女の子がいないからああ!」

B「…?え、じゃあなんだったらその子一回紹介しようか?」

A「やめろお前!気持ちグッチャグチャになるだろ!何考えてるんだ!?」

B「いや別にそんな俺の知り合いだからって変に気遣わなくてもいいよ?」

A「俺のじゃねえよ!!その女の子の気持ちを!お前はもっと考えろって!さっきからずっと言ってんだよ!!」

B「でさ、他にも悩みあってさ。」

A「ああ?!他にも?」

B「そのもともとワンルームとかで考えてたからさ、1LDKでキッチン広めとか条件いろいろ考えてたら、結局予算に合うとこがなくてさ。」

A「そりゃそうなるよ。」

B「でまあ悩んでたらその子が、いや?私全然半分出すよ?って言ってくれたんだけど、」

A「ええ子すぎるって…。もはや天使やんその子…。何やってんだよお前…。」

B「え?なんで?ってなって。」

A「違うんだってだから。」

B「え?俺の一人暮らしの部屋に?この子がお金を半分出す?意味わからん意味わからん意味わからんって思って。」

A「もうお前が意味わからんねんで、この話。」

B「でそれは断って自分の予算で部屋探したんだけど、最終的に事故物件しかなくて。」

A「事故物件?」

B「そう。で住んでみたら、わりとくっきりとした幽霊が出るところなの。」

A「ええ……。」

B「俺さあ、今、幽霊と一緒に暮らしてるんだよね。」

A「お前結局一人暮らしするって言って、一人で暮らしてねえじゃねえか!!なんなんだこいつ!!」

B「え?でもさっき言ってた一人で暮らすのが想定されてないって、そういう話でしょ?」

A「そんなわけねえだろ!いい加減にしろ。ありがとうございました。」

 

主戦場対抗大喜利フェス2021 予選ツボあげ

主戦場対抗大喜利フェス2021に参加しています。

主戦場対抗 大喜利フェス2021 (mods.jp)

予選リーグで面白いと思った回答のツボあげです。採点で4点をつけたものを過不足なく。

 

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1月

少し落ち着いてはきていますが、新年もコロナですね。

1月は年に1回実家(お寺)で大きなイベントがあって、毎年手伝っている。というか手伝わされる。
いつもはたくさんの人で賑わうんだけど今年は人が例年の4割程度で、改めて厳しい時代になってるというのを感じた。自分の仕事はそこまで影響を受けてなかったので余計に。
観光メインの寺ではないので全部がダメというわけではないけど、収入はそれなりに減ってるという話は聞いている。
それでも今回のイベントについては緊急事態宣言が出る前のことで天気も良好だったので、予想してたよりは全然来てくださり、イベント単体で言えば赤字にはならなかったのでありがたい話だなあとは思った。

ほんとの昔はそれこそ疫病がはやるとお寺が祈禱してみたいな相応の役割があったように思うけど、今はもうそういう時代ではないので、お寺の存在意義はとても難しい。
これは余談で、近くのお寺で疫病退散の看板を真っ先に掲げたお寺が一番最初にコロナにかかっていた。そんな綺麗なネタフリあるかい。

 

話変わって主戦場対抗大喜利フェスに参加しています。ネットの大会に参加するのがとても久々って感じがする。
主戦場をどれにするかは迷って、生大喜利含めてどれも最近全然やってないなあと思いあてはまるものがないので、該当するのがない人向けの大喜利名人維新にしました。
なんなら主戦場の一覧を見て今こんなサイトあるんだーっていうやつもいくつかあったし、大喜利プラスが閉鎖してるのも紹介文を見て知った。どんだけ大喜利から離れてるんだよ。
予選1はちょうど真ん中くらいの順位で、予選2はありがたいことにかなりいい出来。俺もまだまだ捨てたもんじゃないね。
ツボ上げは予選が終わったら一回やろうかなと思ってます。ちゃんとメモってますので。ヤクザのラブワゴンおもろいんだよなあ。

 

あとはもう書くことがないくらい今月は大したことはしてないです。1回見に来てって誘われたやつ断っちゃった。申し訳ないと思ってます。ただここでブレたくなかったんです。
一応何か新しいことは始めたいなあと思って、1回じゃんたま(麻雀)を始めました。はっきり書くとにじさんじの影響。
じゃんたまはサポートも多く、携帯のブラウザから気軽に遊べて、ちっ、こいつ初心者かよみたいな顔もされない(見えない)ので麻雀初心者にとても優しいです。
とりあえず4人麻雀の初心(という階級)は脱して、今は3人麻雀の初心脱出を目指してます。
ほんとにルール理解して捨て牌読めるようになったらもっと楽しいんだろうなあと思うんだけど、まだ全然その領域に達せていないです。
どれくらいやるかはわからなくて飽きたらあっさりやめそうな気もする。関係ないけど今カイジ読んだら理解できるのかな。

2月も予定ほぼないですね。来月もがんばりましょう。僕もがんばります。

コント「人生の分岐点」

コント「人生の分岐点」

 

設定:レストラン

   A:女性 B:男性 C:ウエイター(制服にマスク着用)

A「ん~、おいしい!(カチャッ!)」

B「よかった。喜んでもらえて。(カチャッ!)」

A「ここのお店本当にぜんぶおいしいわね。デザートも、私今まで食べた中で一番美味しいかもしれない。(カチャッ!)」

B「ちゃんと調べた甲斐があったよ。(カチャッ!)」

A「だけどよく覚えてるわね。今日が付き合って2年目の記念日だなんて。(カチャッ!)」

B「そりゃあ覚えてるよ。普通こういうのって女性のほうが覚えてるんじゃないの?(カチャッ!)」

A「なあに?女子力無いとか言いたいわけ?(カチャッ!)」

B「あいや、そういうことじゃなくて。(カチャッ!)」

A「クスッ、冗談よ。(カチャッ!)」

 

※カチャッ!…お互い拳銃を持っていて、互いに相手に向けて銃口を引いている

 

C「失礼いたします。食後の飲み物ですが、いかがいたしますか?」

B「ホットコーヒーいただいていいですか?(Cに向かってカチャッ!)」

A「あ、私も。(Cに向かってカチャッ!)」

C「かしこまりました。」

A「だけど本当に大丈夫?無理したんじゃない?この店絶対高いでしょ?(カチャッ!)」

B「大丈夫だよ、気にしないで。(カチャッ!)」

A「でも今、仕事大変なんでしょ?(カチャッ!)」

B「………。バイトの子は辞めたりもしてるし、閉めてる店もあるけど…。でもうちは大丈夫だよ、グループの中では大きい所だから。(カチャッ!)」

A「……ならいいけど。(カチャッ!)」

B「………。」

A「また、なかなか会えなくなるのかな…。(カチャッ!)」

B「………、あのさ。そのことで、話があってさ。(カチャッ!)」

A「……?」

B「これ、受け取ってほしい。(小さい箱を渡す)(その後カチャッ!)」

A「(受け取って箱を開ける)(驚いた顔)」

B「その、付き合って、2年になるじゃん。お互い遠くにいてさ、こんな時勢だから会いたくても会えなかった時もあったじゃんか。だから、これからはさ。ずっと、傍にいってほしいなって、そう思ってるんだ。(カチャッ!)」

A「え、嘘…。ほんとに?(箱から指輪を取り出す)(カチャッ!)」

B「…………結婚してくれませんか。(カチャッ!)」

A「………………………………………………………………………………はい。(カチャッ!)」

B「…ほんとに?(カチャッ!)」

A「もちろんよ。喜んで。(カチャッ!)」

B「(嬉しそうな表情を浮かべる) はあ、よかったー。(カチャッ!)」

A「なに?断ると思わってたの?(カチャッ!)」

B「そんなの、だってわかんないじゃん。(カチャッ!)」

A「クスッ、断るわけないでしょ。(カチャッ!)」

C「失礼いたします。コーヒー、お持ち致しました。(コーヒーを置く)おめでとうございます。よかったですね、うまくいって。」

A「知ってたんですか?(Cに向かってカチャッ!)」

C「お店の予約をされる際に相談されましてね。」

B「夜景が綺麗に見える、一番いい席、取ってくださったんだ。(カチャッ!)」

A「すみませんわざわざ。ありがとうございます。(Cに向かってカチャッ!)」

C「いえ。少しでもお役に立てれれば。それに他のお客の皆さんも祝福してくださってますよ。」

客「おめでとうございます!(カチャッ!)」「おめでとう!(カチャッ!)」「おめでとう!(カチャッ!)」「おめでとうございます!(カチャッ!)」

C「同じ飲食で働いてる者ですから。お互い頑張りましょうね。」

B「ありがとうございます。(Cに向かってカチャッ!)」

A「本当にここ、素敵なお店ですね。いろいろ落ち着いたら、また来させてください。(Cに向かってカチャッ!)」

C「ありがとうございます。それでは。ごゆっくり。」

 

A「いい人ね。(カチャッ!)」

B「…ちょっと妬いちゃうな。(カチャッ!)」

A「何それ?バカじゃないの?(カチャッ!)」

(A、指輪を指にはめる。その後指輪を嬉しそうに見る)。」

B「失くさないでよ?指輪。(カチャッ!)」

A「失くさないわよ!(カチャッ!)」

B「普段が普段だから。(カチャッ!)」

A「そこまでガサツじゃないわよ私!失礼ね。(カチャッ!)(指にはめた指輪を見る)」

B「………。」

A「あなたからもらった物だもの。一生大切にする。(カチャッ!)」

B「ありがとう。(パアン!)」

(銃が発砲する A倒れる 倒れた拍子にテーブルの上のグラス等が割れる音)

 

B「…じゃあそろそろいこっか。(カチャッ!)(マスクをつける)すいません。」

(Cを呼ぶ Cが来る。)

B「お会計、これ、カードで。」

C「かしこまりました。(レジへ向かう)」                                    

B「でもよかったよ。正直こんな世界になって、しんどいと思ってたし、これからもそうかもしれないけれど、結婚出来て、本当によかったと思う。会えない時がなかったら、もしかしたらこうなってなかったのかな。」

A「………(返事なし。)」

B「また、来ようね。」

A「………(返事なし)。」

C「失礼いたします。こちら領収書です。」

(B領収書を受け取る)

B「それじゃあ、いこっか。」

(B立ち上がる、A微動だにせず倒れたまま)

(B空の手を握る、その後、本来ならAにいる隣に位置に話かける)

B「今日は本当によかった。これも全部、コロナのおかげだね。」

(B立ち去る)

2020年

今年も1年間ありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします。

今年は結局大喜利やネタの人達と会う機会は細かいのも含めて5回でした。人によっては丸1年会ってない人もたくさんいますね。寂しいものです。

 

今年の1年を振り返ると、前半は「りりろら」を作ってました。
あまりりりろらについて作った理由とかその辺のことは全然語ってなくて、書き出すと長くもなるので端折るんですが、
端的に書くとネタを見てもらうのに必ずしも舞台で見せないといけないのかというのがあって、舞台以外にもネタを見せる方法が作れたら面白いんじゃない?というのでやってみてた感じです。

10本以上動画は作りましたが、結果だけ見るとまだ見てもらえるようなものは全然作れてなかったのかなと思います。なかなか難しいですね。
とにかく一番誤算だったのは、本人のしゃべりの技術がそのまんまあの方法だと反映されるということ。加工したらごまかせるだろうと期待して作ったら全然そんなことなかったです。ネタ飛ばすとか噛んだ時の撮り直しとかそういうリスクは避けられますが。
それかしゃべりの技術がいらないネタを作るべきなのかもしれませんね。

反対に自分でよかったと思ってるのは、りりろらは全部フリーソフト使ってて1円も費用をかけずに作ったこと。
ちょっとだけ書くと、メインはhitogataというソフトを使っていて、例えば3Dモデルは髪型や色や顔のパーツをモデルの範囲から選択して簡単にキャラメイクできたり(switchのポケモンをイメージしてもらえるといいかも)、動きもパソコンの内蔵カメラから読み込ますと肩から上だけですが反映できたりします。
だから基本的にりりろらは誰でも作れるものだと思っていて、それでも初期は勉強だったので2分の動画を作るのに15時間くらい時間かかりましたが、今だと大体2,3時間くらいで作れるかなといったところです。(台本を考える時間は除く。)
もし興味のある人がいれば僕の知ってる範囲で伝えることは可能です。今は作ってないけど気が向いたらまたやりたいなあとは思ってます。

後半はプライベートなことで言えば引っ越しして一人暮らしを始めましたが、それ以外は本当に何もやってなくて仕事とゴロゴロするの往復という感じでした。


今年は一本も人前でネタをやらなかったです。
いろんな人とネタをやるという目標を年初に書いてたんですが、全然達成できてないですね。今見ると恥ずい。正直コロナとか関係なしに達成はできてなかったと思います。

コロナが発生したあたりでネタをやる気にはどうしてもあまりなれなくて、M-1とかも迷ったけど今アマチュアがネタをやる理由が一つも思い浮かばなくて自分はやめてしまった。
別に他の人がどうとかではなく、やるやらないに正しいはないし正誤はどうでもいいんですが、それでもM-1が過去最多のエントリーだったのはわりとびっくりだったし、自分の考えって少数なんだなあというのは感じて寂しい気持ちもあったりはしてます。

とはいいつつ、1年間ネタを考えなかったわけでなく、というかネタって僕にとって妄想の副産物みたいなもので、妄想は常にしてるのでわりと勝手に何本かはできてました。
りりろらで出したものもありますが、出していないものでも、こうしたらまた新しいものを見せれるかなあとか、純粋にこれは強いのでは?と思う2人用のコントとか、なんだこのネタ意味わからんぞ?とか思う変なやつとか、ちょっとずつ頭の中にあったりはするので、もし来年どこかでやれる機会があれば、やらせてもらうかもしれないです。それでもやっぱり諸々が落ち着くのは前提かな。M-1は出たいかも。
1年間何もがんばってない奴がやってもいいのかとかもありますが。やる時は全力でみんな殺しにいきたいなとは思ってます。大喜利のこと全然書いてないな。大喜利もやるぞ。


最後になりますが、改めて今年もお世話になりました。来年もまたよろしくお願いいたします。明日はもしスベってたら目をつむってもらえると嬉しいです。