アニメの感想2013夏

前期アニメの感想でも。
見てたのは「銀の匙」「ムシブギョー」「ダンガンロンパ」「神のみぞ知るセカイ 女神編」です。
戦勇。」も最初見てたんですけど切りました。
 
 
 
銀の匙
これはもう原作通りの面白さだなと。
もともとのマンガでの魅力がそのまま詰まってて見ていて面白い。深夜でやるにはもったいないよなーっていう内容でした。
 
銀の匙は農業をメインに描かれていますが、でもそれだけじゃなくて、いろいろな人達の考え方や価値観がつまっている。そこが僕はすごい好きで、キャラのセリフが自分の中で響くときがすごい多いんですよ。
加えて主人公の八軒君がとてもいいキャラ。悩みやコンプレックス抱えながらも真面目に前向いて生きてて。
自発的に問題に気付いて、逃げずに考えぬいて自分なりに答えを出そうとしてる。そしてそれを支えてくれる人や環境もまわりにある。本人は気付いてないんだろうけど、理想的な高校生活だなーって思うし正直ちょっとうらやましい。
 
中高生の人達に見てもらいたいなーっていうのはずっと思っています。そしてそれを機に一回自分のことを考えてほしい。環境整ってるし農業って楽しそうだな。よし農業高校いくぞ!じゃなくて、普段のちょっとした何気ないことでも真剣に考えてぶつかってみるとか、他人のいろいろな価値観に触れるとかそういう姿勢を学んでほしいなって。
書いてて自分ができてないことなんで恥ずかしいと思いました。
 
 
 
はっきりいってひどかったです。よく2クールもやったなって。
まずアニメオリジナルの改変した部分が全く面白くない。ちゃちいし、???っていう展開が多すぎた。どの辺りの人を対象に作ってているのかが全くわからなったですね。子ども向けに作ってるのか大きい大人たち向けに作ってるのか。
 
原作通りやるとか、八丈島の話までにするとか。1話丸々アニメオリジナルの話を作ることもムシブギョーならできたと思うんですよ。村人の生活描いて蟲出てきてピンチになって気持ちよくやっつけて助けるっていう、よくあるけど楽しめるやつ。もとあるストーリーに変に足していったから、意味わからないし演出も寒いっていうのが多すぎた。
 
そもそもアニメ化の話が急すぎたのが気になるところで、サンデーのアニメ祭りに無理矢理組み込ませて、急だから全く練る時間がなくて、その場しのぎで適当に作ったっていう、そういう風にしか思えない作品でした。
原作が好きな作品だったので残念としか言えないです。もっと丁寧に扱ってほしかった。
 
 
 
「コロシアイ学園生活」とかこういう設定の作品って実はあんまり好きじゃなくて、でもつい気になって見ちゃうんですよね。悔しいですよねほんと。
 
設定もといキャラとか展開とか、全てにおいて刺激の強いもので作られているそこがどうしても引っかかる。男の娘とかえぐいオシオキとか予想外の展開とか。お前らこういうの好きなんでしょっていう作り手側の思惑がなんとなく見えて、なので心のどこかで嫌いになろうとしている自分がいます。
 
でもこの作品ですごいと思ったのは、大胆な展開が多い中で、話の筋がちゃんと通っている所。最初に思い描いてたものとは全く違う終着点だったけど、しっかりまとまってる。特に最後なんか希望VS絶望っていう構図にちょっと感動した。まあニコ動で見てて寒いコメントが連発されてたので冷めたんですが、こういうことやりたいっていう絵がすごい見えて、お話としてかなり面白かった。
 
元を知らないのもあるので、かなり楽しめました。最も悔しいのはゲーム買おうか迷っている自分がいることです。もうまんま策略に乗せられてるそれが腹立つ。
 
 
 
神のみぞ知るセカイ 女神編>
サンデーで一度読んでて、その時は栞の小説めっちゃ面白いなーくらいでした。神のみにはギャグ要素を求めてたんでしょうね。最後見た時、俺は全然ちゃんと話読んでなかったんだなーって反省しました。
 
まあなんといっても最終話です。最後のほうのちひろがとにかく切なかった。神のみアニメはすごい女の子を丁寧に描いててそれが魅力だったんですが、今回も最終回で存分に出てた。決着着いてから、1パートでじっくり描いたあの演出はそれこそ神だったと思います。
 
文句書くとすれば、原作読んでない人は置いてきぼりというところですかね。灯とか誰だお前ってなるでしょうし。この辺は優しくないというか、でも人気の女神編をやりたいっていう気持ちもわかるから難しいところ。
いろいろ書いてますが、フィオーレはいらないということがアニメで証明された、それが一番重要なことだったと思いますよ。
 
 
 
秋から見るのは「マギ」だけです。なんて余裕のある生活。
マグノシュダット編をどう描くのか。オリジナルでいくとすると、原作が完成されすぎてて最難関。どのように話を作っていくのか楽しみですね。
 
それではー。