京阪沿線徒歩の旅 その6(森小路~淀屋橋)

 
その5(香里園~千林)→http://blogs.yahoo.co.jp/yukidaruma_blog/32890317.html
 
 
 
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23時10分 森小路駅
夜もすっかり遅くなり人どおりも完全に少なくなってました。
 
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加えてこの辺までは国道を通ってましたが、このあたりはそんな道がない。
いわゆる普通の住宅街の道を通ることも多く、知らない道をずっと歩く心細さは半端なかったです。
 
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時間的にも体力的にも道に迷ったらかなりやばい。一駅一駅着く度に道を間違えずに進めてることを確認できてちょっと安堵します。
時間がないのが相まって、香里園を再出発してから4時間以上休憩なしでぶっ通しで歩き続けることに。もうほんとへろへろで、なんでこんなこと始めてるのかもよくわからなかったです。
まず宿をどうするかも決まってないし、とにかく疲れと不安で押しつぶされそうでした。
 
 
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そして京橋の商店街。
自分でもびっくりしました。人がいることと商店街の明かりで軽く泣きそうになりました。ものすごい感極まったんですここで。
ずっとほんとに暗いとこ歩いてて、しんどくて、気持ち折れそうで。光を見た時すごいホッとして。普段は全く何も感じないんですけど、光が与えてくれる安心さというのにここでものすごい気付かされました。
 
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24時15分 京橋駅
こんな時間でも京橋は人通りが多くて、一応何回か来たことあるので知ってる場所で。
とにかく京橋に着いたことが嬉しかったです。
路上でギター弾いて歌ってる若者2人がものすごい下手だったことには少し苛立ちを覚えましたが、ここまで辿りつけた高揚感でとにかくいっぱいでした。
 
 
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そしてこれが最後の道。国道168号線。ここからは一本道でもう迷う心配も一切なし。
あとは突き進むだけ。
この道をまっすぐ行けば長かった旅ももう終わり。終わりかと思うと少し寂しさというか名残惜しさもありました。
今までこういうことやったことがなかったので、新しいことに挑んだ楽しさ、充実感、心のどこかで「終わってほしくないなー」という気持ちが少し沸いてきて。
 
そして、
 
 
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24時45分 天満橋駅
 
冷めたね。
うん、びっくりするほど感情が冷めた。さっきまでの感情と高揚感は何だったのかっていうくらい、天満橋に着くと「もう早く終われよ」という気持ちが大きかった。
あのね最後の道が長すぎるんですよ。トボトボとしか歩けないから全然進まないし。足ずっと激痛で歩くの辛いのになんか道はまだまだ続くし。
 
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そして駅に着いてももう完全に閉まってるし。
普通ゴールして感動するものなのに、京橋で感動のピークを迎えてしまったせいで、なんかしらけてしまいました。反動がえげつなかったです。最後に至っては「なんなんだよこの旅」という怒りしか湧かなかった。
 
 
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蛇足の北浜。
 
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25時20分 淀屋橋
 
そしてゴール。
感動は京橋で迎えてたので、ある感情は「とにかく宿探そう」でした。
幸いものすごく近くにビジネスホテルがあって空いてたので、ここからほとんど歩かずに済みました。ほんとによかったです。
 
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出町柳から着けていた万歩計はカンストを起こしてしまいました。初めて見たよこの状態。
 
 
<まとめ>
所要時間:17時間20分(休憩含む)
歩数:101077歩
距離:60.6km (歩幅60cmで計算しましたがおそらく正確ではないです。線路の距離だと51.6km)
 
 
人間の足だとこれだけかかる距離を、特急だと1時間あれば行けるんだからすごいや京阪!すごいや電車!
(これを言いたいがためにやった節があります。)
 
 
 
やってみて、うだうだ今回書きましたが、とにかく達成感と充実感がありました。
自分でゴール決めて、自力で歩く。しんどかったですが楽しかったです。
あとあんまり知らない地域の知らなかった景色を見ることができたんで、それだけでもすごく大きかったと思います。
なんとなく一歩大人に近づいた、そんな気がしました。そう思うのはたぶん人生で初めてホテルでペイチャンネルを見たからだと思います。
 
 
というわけで以上です。
それではー。