R-1ぐらんぷり 2011 感想

今さらですが、「R-1ぐらんぷり 2011」の感想です。
生では見ることができず録画で見ました。
 
先に書いておきますが、あくまで個人の感想です。
あと文章が稚拙なのは謝っておきます。
 
 
今回は新しくトーナメント制ということで、3ネタやらないといけないというのはやっぱり芸人泣かせだなーという印象でした。このルールで不利になる芸人、有利になる芸人がはっきりとでたように思います。
 
ただ今まで順番に影響されがちだった部分が、トーナメント制の導入によってでだいぶ補正されていたので、そういう意味ではよかったように思います。「MBS新世代漫才アワード」の前例から後半のほうが有利になるんじゃないかと思ってたんですが、その辺はやっぱり審査員の人がしっかりしていて、問題ない感じでした。
 
 
以降ネタの感想です。敬称略で書いてます。
 
一試合目
 
キャプテン渡辺 VS COWCOW山田よし>
キャプテン渡辺はトップバッターにもかかわらずしっかりとウケを取っていて、すごいと思いました。ただわかりやすく万人受けするのはCOWCOW山田よしのほうだと思います。
あえていうならオチで差がついたかなという印象でした。キャプテン渡辺のほうはもう少し最後ビシっと決めてほしかったです。
 
<AMEMIYA VS バッファロー吾郎 木村>
どちらかが面白いというより、これはもう好みの問題だと思います。3-0で付けている人が4人もいたので。
AMEMIYAのほうは、1ネタ目は予想していたよりもハマっていなかった感じでした。4分のネタとしてはちょっと長く感じるような気もしました。
バッファロー木村のほうは個人的には好きでしたが、大きくウケた後、すぐにそれを手放してしまうような部分があったように思います。ひとつひとつのネタに当たり外れがあって全体的に不安定な感じでした。あとえらいセットに金かけたな~というのはやっぱり思いました。
 
<ナオユキ VS スリムクラブ 真栄田>
ナオユキのネタってようするにへりくつなんですけどね(笑) 盛り上がりに欠けた部分で大きく差がついてしまったのかなと。ネタ自体は個人的には好きで、4分とかじゃなくもっと聞いていたくなるネタでした。
真栄田のほうはあいかわらず世界観がぶっとんでいて、一発のパンチ力がすごいです。
 
佐久間一行のほうはかなり笑いました。基本的に暗いネタが続いていて、会場も少し固さが残っている状態だったので、それを一気に和ませて結果的に笑いやすい状態が生まれたように思います。
ヒューマンのほうも中山功太のようなネタで、目のつけどころがよく面白かったです。ネタそのものは外すのが少なかったですが、ただ戻るときの間のセリフなどでロスしたかなという感じでした。まだノビしろがあるような気がします。
 
 
準決勝
 
<COWCOW山田よし VS AMEMIYA>
2人とも1回戦と同じ系統のネタで、単純にAMWMIYAのほうがいろいろ工夫して、ちょっと見せ方を変えてた分ウケで大きく差がついていました。山田よしのほうは1回戦のネタを超えれていなかったので。
別のフリップ芸に期待していたんですが、やっぱり難しいのかなと思います。
 
スリムクラブ真栄田 VS 佐久間一行
真栄田ははじめはよかったものの、後半で大きく失速して出オチ状態になってしまったような感じでした。
佐久間のほうは1回戦とは全く違うネタで新しさがあり、ネタそのものもすごい面白かったです。スネ夫とかがものすごいツボでした。
 
 
決勝
 
<AMEMIYA VS 佐久間一行
両者ネタを消耗したあとだったのでかなりしんどい戦いだったと思います。
AMEMIYAのほうは、客に飽きられたというのと、工夫してきた部分がまさかの笑いではなく音楽として切なさを強調するほうだったのでびっくりしました。
佐久間のほうは1・2ネタ目よりは見劣りする感じもありましたが、新しいネタという部分でやっぱりウケやすい部分があったように思います。
 
 
 
というわけで佐久間一行が優勝でした。おめでとうございます!
芸歴の長さとネタの豊富さが、今回ビシっとルールにはまっていたように思います。
 
今後、売れるかどうかと聞かれると正直かなり怪しいとは思いますが、せっかくのチャンスなのでがんばってほしいです。
なんか準優勝のAMEMIYAが出てこないかだけが心配で心配で。
 
 
今回の大会で面白いなと思ったのは、決勝戦で戦った2人は1回戦免除がないいわゆるノーシード枠なんですよね。
R-1はKOCやM-1(もう終わりましたが)に比べて、若手にすごいチャンスがあって下剋上が十分可能なので、そういう意味ですごいチャンスのある大会だと感じました。
 
 
以上です。
それでは~。