しかし意味わからんね。

突然だけどとりあえず考えてみてほしい。
 
 
たとえばもしあなたが電車から降りるときに、ふとうっかりしていて自分の右乳首を忘れてしまったとする。
すると、あなたはものすごく焦ることになるだろう
 
こういうとき、どうしていいか全くわからなくなるだろうけど、一番の得策として考えられるのは一度駅員さんに聞いてみることだ。
 
「すいません?電車の中に右乳首を忘れてきてしまったんですけど、わかりませんか?」
 
ここで駅員さんが車掌さんに連絡して、電車の中を探してもらい、見つかった場合は特に問題はない。
しかし、いくら探しても見つからない場合、あなたは非常に困ったことになる。
 
 
あせっているあなたはとにかく一度かばんの中を探してみる。ひょっとしたら自分が無意識のうちに右乳首をかばんの中に閉まっていて、そのことを忘れている可能性だってあるからだ。とりあえずざっと見て確認し、その後中身を全てとりだしてみる。しかし、それでも見つからない。
 
 
あなたはもう途方にくれるしかない。その日から急にあなたの右乳首のない生活が始まるわけである。
 
 
とりあえず周囲にはばんそうこうを貼ってごまかしておく。しかしそれでもいつかはバレることになるだろう。
もしバレてしまった場合、あなたは職場の人に軽蔑の目で見られ、近所では噂になり、もうこの町にはいられなくなる状況まで追い込まれるかもしれない。その事を思うとあなたは急に不安になる。
 
突然夜も眠れなくなり、何も手がつかず、悩むあなたは酒におぼれ日々を過ごす。
今まで飲まなかった酒を急に飲んだせいで気分は悪い。吐き気がする。まさに最悪の状態だ。
 
 
 
そして右乳首のない生活から1ヶ月が過ぎた。あなたは突然こう思いだす。
もうあきらめよう。いっそ周りの人にカミングアウトしてしまってもいいかもしれない。右乳首のない自分を受け入れて新しい一歩を踏み出そうじゃないか。そう思っていたときだ。
 
 
ある日道端を歩いていると、知らない異性から急に声をかけられた。そして、その人は急に右手を自分にむかって差し出してくる。その手には、まぎれもないあなたの右乳首が握られている。そして、突然こう言われた。
 
「もしかしてこの右乳首は、あなたの右乳首じゃありませんか?」
 
 
そのときあなたはこの人を、運命の人だと信じることができますか?
 
 
 
今年もよろしくお願いしまーす!!