ボケモン!!(ようするにボケたかったんだモン) その2

その1からお読みください
 
 
   博士「ポケットモンスターの世界へようこそ!」
「さっき聞いたよ…」
 
   博士「このゲームの大きな目的は2つ!1つはより多くのポケモンを集めること。そしてもう1つは最強のトレーナーになることよ」
   博士「ところであなたは男の子?女の子?」
「そういえば…女の子を選んだら彼女のくだりとかどうなるんだろ…。試してみるか。え~っと、『女の子』と」
 
   博士「………本当に?」
「こいつ疑い始めたよ!
 
   博士「実は夜こっそりスカートをはいてたりする男の子じゃない?」
「そんな変態なことしねーよ!なんでそこまでして男の子にしたいんだよ!」
 
   博士「そしてその姿をスティッカム使って配信したりしてない?」
「『そんなやついるか』!ってツッコミたいけど、1人そういう人知ってるよ!」
 
   博士「そっか、本当に女の子か。(ちっ、せっかくの出会いのチャンスを…)」
「博士!本音が出てるから!」
 
   博士「気を取り直して、あなたの名前を教えてもらってもいいかしら?」
「こっちは何も気を取り直すことないんだけど…。女の子だしな…『マサコ』にしとこ」
 
   博士「『マサコ』!逆から読むと『コサマ』ね!」
「だからなんなの!?」
 
   博士「それじゃあさっそくはじめに連れて行くポケモンのほうを選びましょうか?」
「あっ、でも女の子だとやっぱり展開早いな。」
 
   博士「ポケモンは3匹の中から選べるんだけど…」
   博士「ポカブにする?ツタージャにする?それともア・タ・シ?」
「そのボケ2回目だよ!女の子相手にもやるのかよ!」
 
   博士「な~んて冗談、冗談!それじゃあ次の3匹の中から選んでね!」
「とりあえずゼクロムを選ぶとゲームオーバーだし…ここはポカブを選んでみるか」
 
   ポカブ(♀)を仲間にしますか?)
「『はい』と」
 
   ポカブ(♀)が仲間になった!)チャーチャーチャーチャチャチャチャッチャチャー(効果音)
   ポカブに『メス豚』というニックネームをつけますか?)
「いや、間違ってないけど!もう少しマシなニックネームあるだろ!」
 
   (それとも『レシラム』というニックネームをつけますか?)
ポカブにその名は荷が重すぎるよ!それじゃあニックネームじゃなくてビックネームじゃねえか!」
 
   博士「それじゃあニックネームじゃなくてビックネームね(笑)」
「思いっきり言うことかぶっちゃったよ!!」
 
   ポカブが手持ちポケモンに加わった)
   博士「それじゃあ、さっそく冒険に出発しましょうか?」
   ???「待ってください!」
「えっ、誰?」
 
   博士「あなたは…マサコのお父さん?」
   父「待ってください…。ウチの子を、冒険に出すのは早すぎます」
   博士「お父さん、大切な娘さんでしょうし気持ちはわかりますが、マサコはもう立派な大人なんですよ?」
「なに、この急なコント…」
 
   父「わかってます!ですが…私は早い段階に妻を亡くし…今まで一人で大切に育ててきました…。私にとってマサコは心の支えでもあるんです…!!だから…だからあと1年!あと1年だけ…娘を冒険に出すのを待ってくれないでしょうか…?」
   博士「お父さん…。マサコちゃん、お父さんもこういってることだし、もう1年冒険に出るの待ってくれないかしら?」
「いやいや、勝手に話進んでるけどなにこの展開!?そんなの絶対『いいえ』選ぶに決まってるだろ!」
 
   父「頼む!あと1年、あと1年でいいんだ…!!」
   博士「マサコちゃん、お父さんもこういってることだし、もう1年冒険に出るの待ってくれないかしら?」
「まさかのここでループかよ!『はい』選ぶしかないじゃん!」
 
   博士「よかった…!お父さん、あと1年待ってくれますよ!」
   父「ありがとう…本当にありがとう…」
   博士「それじゃあマサコちゃん、また1年後に会いましょうね」
   GAME OVER
「結局そうなるの!?」
 
   (アドバイス:『かわいい子には旅をさせろ』と言うけれど、今の世の中物騒だからやめといたほうがいいと思うよ)
「もうなんのアドバイスだよ!ポケモン関係ねえじゃねーか!!くそ~またやり直しかよ」
 
 
その3へ続く。