なんとなくコントネタ

今日はなんとなくなんですが、ガッツリとしたネタを書きたいと思います。
 
もともとは「ジャイアンのあのセリフをかっこよく言いたい!」という発想から生まれたネタです。
わりと以前から作っていたネタでもあります。
 
文章にしちゃうと、なかなか言葉の間とかが表現しにくいんですが、
それでも、自分の思い描いてる世界が少しでも伝わればいいかなと思います。
 
妄想世界をごゆるりとお楽しみ下さい。キングオブコントとかでやりたいなあ…。
 
 
 
コント
「ドラマチックアニメ ~10年後ののび太君とジャイアン~」
 
 
設定:ビルの中で爆弾処理をしているのび太ジャイアン(そこまでのいきさつは不明)
 
のび太(以下:の)「…………」
 
ジャイアン 走ってかけよってくる)
 
ジャイアン(以下:ジ)「おい!のび太!そっちの爆弾処理終わったか!?」
 
の「ごめん、まだだ…」
 
ジ「くそっ!あと3分しかないんだぞ!」
 
の「………こんなとき、ドラえもんがいてくれればなあって、つくづく思うよ…。」
 
ジ「……やめろよ、あいつの話は。2年前、ドラえもんは故障して、粗大ごみとして捨てられたんだ…。
  もう昔みたいに頼れる人はいない。それに…いつまでもあいつに頼りっぱなしじゃ、笑われちまうよ。」
 
の「そうだね…」
 
(時計を見るジャイアン
 
ジ「おい、のび太!いい加減俺に代われ。そしてお前だけでも早く逃げろ!」
 
の「!! なっ、何を言ってるんだ、ジャイアン!?これは僕が処理しなければならないはずのものだ!それに、  それを言うなら君が逃げ…」
 
ジャイアン 続きを言わせないようにのび太の口を抑える)
 
ジ「お前には、しずかちゃんという、帰りを待ってくれている人がいる。……だろ?」
 
の「……………」
 
ジ「知ってるだろ?昔、俺も彼女のこと好きだったってこと。俺はお前が死んで、悲しんでる彼女の顔を、単純に  見たくないんだよ…」
 
の「………ジャイアン
 
ジ「ほら、わかったら俺に代われ」
 
の「……すまない、ジャイアン。本当は、僕が解体しなければならないものなのに…」
 
ジ「なあに、気にするな!お前のものは俺のもの、俺のものは…俺のものだ! 
  ほら!行け!」
 
の「すまない…すまない、ジャイアン!」
 
のび太、逃走。ジャイアン、それを見送り、そしてその後タバコに火をつけ、ゆっくりと煙を吐き出す)
 
ジ「あと1分か…」
 
ジ「幸せに生きろよ…心の友よ」(終)