コント 「ラーメン屋の常連」

ネタ書きです。
大学が今日から始まりまして今後はそんなに時間も取れない可能性があるので、たぶんこれからネタ書くの減っていくといいながら、気付いたら書いてる状態になるんだと思います。
 
例によって面白いかどうかなんて知りません。書きたいから書くだけです。
あとあいかわらずの長文です。改行なしなんで読みにくいと思います。
 
 
(設定:ラーメン屋)
(開ける音:ガラガラガラ)
A(店主)「へい!らっしゃい!」
B(客)「大将やってる?」
A「やってるよ」
B「ここ空いてるし座るね。いやー、しかし久々だね、大将!最近忙しくてさー、ここのラーメン好きだったんだけどなかなかこれなかったんだよ。あっ大将、いつものやつで頼むよ」
A「いつものやつで」
B「うん、いつものやつ。ほんと久々だなーここ。今はお昼時なんだけど…、今日はいつもよりお客さん少ないね」
A「そうかい?いつもこんなもんだよ」
B「そうだったけ?もうちょっと繁盛してたと思うんだけど、景気悪いのかな?」
A「まあ今の世の中大変だからね」
B「そっか。でも大将の作るラーメンはほんと美味しいからね。味に関しては日本一、いや世界一だよ」
A「お客さんにそういってもらえるとこちらとしても作りがいがあるよ」
B「それになんといってもここのお店は安いから。いつも思うだんけど大将そんなんで儲け出るの?」
A「ウチの義理と人情でやってますから」
B「だよね。大将のそういうとこ、俺は好きだよ」
A「へい!お待ち!」
B「おっ、早いね」
A「はい、じゃあこちら、えーいつもの、ライス大になりまーす」
B「ん?大将?」
A「伝票ここ置いとくからね」
B「いや、ごめん大将?」
A「えーっと先に皿洗い済まして…」
B「たいしょーう!たーいしょっ!」
A「ん、何?水?」
B「違う。まだ一口もなんでない。 大将これ違う」
A「え?」
B「大将これいつものと違うわ」
A「え?あれ?」
B「おかしいでしょ?ラーメン屋でライスだけって」
A「あれ?いつもライス大じゃなかったけ?」
B「違うよ!さっきここはラーメンがおいしいって話をしてたんだよ?そんな話しててライスだけ食べて帰るって頭おかしいでしょ」
A「…あーごめん!間違えた間違えた間違えた!」
B「でしょ?」
A「いやーほんとごめん!いつも来る客の中に貧乏くさい客がいてさ」
B「そうなの?」
A「そいついつもライス大だけ食べて帰るんだよ」
B「そんな客いんの!?ラーメン屋来て!?正直ラーメン屋でご飯食べるなら自分で米炊いたほうが安くすまない?」
A「炊飯器家にないんじゃないかな?」
B「うわー、大変だねその人」
A「いや、ほんとごめんね」
B「もー、頼むよ大将ー。いつものだからね?」
A「いつもの」
B「そういつもの。お願いね。そういえば大将、大将ってこの店ずっと一人でやってるんだよね?バイトとかとらないの?」
A「うーん、まあでも最近は嫁さんが手伝ってくれてるから、十分足りてるよ」
B「え!?大将って奥さんいるの?」
A「いるよ。あれ、知らなかった?」
B「全然知らないよ、そんなの!へーそうなんだ、初めて知った。え、どんな人?かわいいの?」
A「そりゃあ、俺と釣り合いのとれてるべっぴんさんだよ」
B「なーんだ、じゃあたいしたことないじゃん」
A「おー、言うねー、あんちゃん」
B「なーんて冗談だよ(笑)」
A「へい!お待ちどうさま!」
B「おっ、できた?」
A「はい、こちらいつもの」
B「うん」
A「味玉と海苔になりまーす」
B「いや、大将?」
A「これ伝票ね」
B「いや、大将!大将!」
A「えーと、とりあえず皿洗いを…」
B「たいしょー!たーーーいしょっ!」
A「ん、何?追加注文?」
B「いや、そりゃするよ、これだけだったら。え?大将、これ何?」
A「何って…いつもの海苔と味玉だけど…」
B「違う」
A「え?」
B「大将、違う」
A「え?ウソ?」
B「え?大将もしかしてさっきの冗談怒ってる?」
A「怒ってないよ」
B「いや、でもこれはないでしょ。完全にトッピングのやつでしょ、これは」
A「…あーごめんごめんごめん!また間違えた!」
B「また?」
A「いやー、ほんとごめん!さっきとはまた別の客でいつも来るお客さんの中に貧乏くさい客がいてさ」
B「貧乏くさい客多いな!」
A「そいついつも味玉と海苔食べて帰るんだよ」
B「そんなやついんの!?なんなのそいつ。お金ないにしても腹もち悪いでしょ!え、ごめん、海苔と味玉でいくらだっけ?」
A「150円だよ」
B「ライス大は?」
A「150円」
B「いっしょじゃねーか!絶対そいつライス食べたほうがいいって!もっと言えば自炊したほうがいいって!」
A「いやーほんとごめんね、あんちゃん」
B「ほんとだよ!お腹ぺこぺこだよ大将のせいで。大将、次こそいつもの頼むよ」
A「いつものね」
B「今度こそだよ。ほんと頼むよ…」
A「ごめんごめん」
B「はぁ…。そういえば大将ってずっと立ち仕事だよね?疲れたりしないの?」
A「いや、そりゃ疲れるよ。ひどいときは1日中とかもあるからね」
B「だよね」
A「だからさ、最近マッサージチェア買ったんだよ」
B「あっ、そうなの?」
A「そうそう。でさ、これがまた気持ちいいんだよねー。いや、ほんと1回やるとやめられなくなるよ」
B「へー、そうなんだ。いいなあ、なかなか座る機会ないからね」
A「はい、今度こそほんとにできたよ」
B「おっ、ほんとやっとだよ」
A「はい、じゃあこれいつもの」
B「うん」
A「取り皿ね」
B「大将…」
A「で、これ伝票。じゃあごゆっくり」
B「いや、大将!?」
A「えーっと、で、皿が…」
B「たいしょう!たーーーーーーーーいしょっ!」
A「ん?何?おあいそ?」
B「違う!今段階で払う義務がない!大将これ違う」
A「え?」
B「大将もう全然違うよこれ」
A「あれ?いつも取り皿じゃなかったっけ…」
B「違うよ!こんなのいつも頼んでるわけないでしょ!」
A「おかしいな…」
B「おかしいの大将だよ。そもそも何をとりわけるんだよこれで!?」
A「…あー、ほんとにごめん!ほんとにごめん!違うわそれ」
B「いやもういい加減にしてよ大将!」
A「ほんとごめん!さっきとはまた別の客でいつも来る客の中に貧乏くさい客がいてさ」
B「もう3回目だよ?俺のことどんだけ貧乏くさいやつと間違えんの!?」
A「いつも取り皿頼んでさ、餃子用の醤油いれてペロペロ舐めてるやつがいるんだよ」
B「もうかわいそすぎるって、そいつ!見てられないよ!大将そいつにタダでラーメン食わしてやりなよ!」
A「いやーでもウチもお金ないから…」
B「マッサージチェア買うお金あったじゃん!義理と人情どこいったんだよ!!もう、ほんと頼むよ大将!いつものやつだよ!いつもの」
A「えーっと…じゃあ…はいこれ、いつものラー油になります」
B「いやもう机にあるもの適当に持ってきてるじゃん!ラー油だけって何をどうしろっていうんだよ!」
A「えーっと…じゃあ、これ、いつものメニューになります」
B「さりげなく選ばそうとしてんじゃん!覚えてないから選ばそうとしてんじゃん!」
A「えーっとじゃあ…、これ、いつものマサイ族の角です」
B「…もうそれに関してはどうつっこんだらいいかがわかんないよ!!さっきからずーっと気になってたんだよ!なんで机の中にマサイ族の角があるのかなーって!」
A「ごめん!ほんとごめんお客さん!いつものってなんだったけ?」
B「えーもう頼むよ大将!いつも頼んでたじゃん!久々だから忘れたの? いい?いつも頼んでたのは、とんこつラーメン、麺固め、ネギ大盛りに背油たっぷりじゃん!ほんと頼むよ大将!あっ、今日はもうついでだし味玉トッピングしといて。頼むよ」
A「いや…お客さん」
B「何?」
A「お客さん…ウチ、とんこつラーメンないんだけど…」
B「………え?」
A「ウチ今までとんこつラーメン一度も出したことないよ」
B「………………(あたりキョロキョロ) 店、間違えました」