M-1グランプリ 2010 感想

というわけで、1日遅れのM-1感想です。
 
いろいろ思うことはありますが、とりあえず1番よかったことは
タクシードライバーの原田さんが去年の忘れものをしっかり取り戻せたことですね。
 
はい、ここからはまじめに書きます。個々のコンビのひとこと感想からです。
 
 
1本目
 
トップバッターということで不利な部分はあったと思います。
レを切り返すとこは上手いと思いました。ただそこから大きな伸びがなかったので中盤にピークが来てしまったような印象です。1ネタ1ネタのボケに時間がかかるのでM-1には辛かったかもしれません。
 
漫才というよりは、漫才をするコンビという設定で演じたコントのような感じでした。
そのせいで、前半にえっ?ってなってしまった部分はあったように思います。
内容自体は2人らしいネタで、ちゃんと作りこまれてるな~と思いました。
 
斬新すぎるスローテンポ(笑)
過去にモンスターエンジンが「4分間なのにボケ7つしか入ってないんですよ~」というのがありましたが、それを上回る勢いでした。1つ1つのボケのパンチ力がすごく、他のコンビにはマネできないネタです。
1本目は慣れてないせいもあってかツッコミ方をもうちょっと考えれば、より面白くなるんじゃないかとか考えてました。
 
安心して見れる漫才。
2人はM-1には向いてないんじゃないかと思ってたんですが、そんなことなくしっかりと戦っていました。
やっぱり橋本さんのツッコミはすごい上手いと思います。そしてネタ終了後のうまいこといいがすごい失敗だったと思ってます。
 
<ナイツ>
こちらも安心して見れるネタ。
ただ2人の紹介VTRで「今年は大幅に変えました」的な感じのことを言っていたので、変にハードルをあげて見てしまいました。
今まで2回M-1でネタをやって見慣れてる分、同じタイプのネタは不利だったと思います。
 
笑い飯
というよりそのネタを去年の2本目にやろうよ、と思ったネタ。鳥人並でした。
設定の奇抜さもさることながら、そこから生み出されるボケの種類の豊富さが半端じゃないと感じました。
サンタウロスっていう生物がいたらどうなる?」という問に対し、大喜利的発想で答えてるイメージがします。
 
<ハライチ>
2年連続ですごくうけた笑い飯の後というかわいそうな順番でした。
去年よりよかったように思うんですが、やっぱりパターン化してしまっている感じは否めないですし、それこそ始めの戦場カメラマンボケのような新しいネタを見たいというのはすごく強かったですね。
 
<ピース>
「たましい」はもはやキャラにハマりすぎたと思ってます。
すごく練られてるネタで考えてるなと思いました。ただワッと盛り上がるところが1つあればな~という感じでした。
 
こちらも非常に練られていて後半につれてどんどん盛り上がっていくM-1にはまさに理想のネタ運びだったと思います。
ただ、敗者復活戦の放送で半分くらい先に放送したのは正直失敗だったんじゃないかとは思ってますよ。
 
 
2本目
 
民主党ですか?」「この状況で民主党の事を考える人、民主党にもいませんよ」
この2つに全てをもってかれました。ドツボでした。
ほんとに常軌を逸してるネタだと思います。ボケがすごく突拍子もないものなので。テンポ少しでも間違えたら大惨事になるネタです。
 
笑い飯
今年は、ここ最近で一番2本目をちゃんとやってた印象でした。
1本目にはやっぱり劣るけれどそれでも十分の出来だったと思います。
 
完全に同じネタで、まあ用意できてなかったんだろうなと思います。
そもそもネタが2分台で終わってましたしね。緊張でネタが飛んだとかでもないような感じでした。
 
 
 
 
というわけで優勝は笑い飯でした。本当におめでとうございます!!
 
結果は妥当だったんじゃないでしょうか。
出来レース」という意見もあって、僕自身決勝のメンバー決まった段階では確かにそうかなと思ってましたが、
放送を見た限りではそんなことなかったんじゃないかな、という感じでした。
スリムクラブに入れにくい部分はやっぱりあると思うし、それでもちゃんと3票は入ってたわけですからね。
 
 
9組全てが大きくネタを外すこともなく、レベルの高さをすごく感じました。
もちろん優劣はありますが、それでも全組が十分面白かったと思っています。やっぱり決勝に選ばれてるだけありますね。
 
 
今年でM-1は最後ということで、非常に悲しい思いでいっぱいです。
M-1によって今年みたいに漫才の新しい形や1つのドラマが見れたりするわけですからね。
潮時は大事だと思いますが、それでも来年もみたいという気持ちはすごく強かったです。
 
 
 
あんまりまとまってないですが今日はこの辺で終わります。それでは~。