漫才 「結婚の挨拶」

2分半から3分程度?の漫才


漫才 「結婚の挨拶」
 
A「どーもー。○○○と申します。よろしくお願い致します。がんばっていきまっしょか。」
B「コント 結婚の挨拶」
A「漫才ですよ。やめてください現場を混乱させるの。迷惑なので。」
B「娘さんを僕にください。」
A「続けますか…。(お父さん口調で)ダメだ。」
B「娘さんを僕にください。」
A「ダメなものはダメだ!お前に娘はやらん!」
B「お茶をください…。」
A「あ、どうぞ…。母さん、お茶を。ごめんね、気遣えてなくて…。」
B「(飲む仕草をする)はあ…。落ち着きました。」
A「それはよかったです。」
B「あの、立ち話もなんですし、一回座りましょうか。」
A「やめてくださいコントになりますので。立ちっぱなしでいきましょ。」
B「立ちっぱなし…。」
A「立ちっぱなし。」
B「あのこれ…つまらないものですが。」
A「あ、ありがとうございます。」
B「すみませんいろいろとはみ出してしまって…。」
A「詰まらないこれ?あの、ちゃんと詰めれるもの持ってきてもらえます?」
B「詰めれるもの…。あのこれ…つまらないものですが。」
A「ありがとうございます。お菓子か何かかな?」
B「小指のセットです。」
A「つめれるけれど。え?なにそっちの人なの?こんな気持ちの悪い…。」
B「確かにあまりもたないかもしれませんが。」
A「気持ちが悪いって言ったんだよ?日持ちが悪いって言ってないからね。」
B「お菓子と同じで1個1個ちゃんと包装紙で包んでますので。」
A「いらないですよ…。」
B「生ものですのでお早めにどうぞ。」
A「何をお早めにすればいいのかな?絶対食べないしね。あのお返ししますので。」
B「ええ…?お土産に渡したものを返してくるとか前代未聞…。」
A「小指を渡してきたのが前代未聞なんですよ?その辺、ちゃんと自覚もってほしいかなあ。」
B「あの、お父さん。改めてお願いがあります。」
A「ん?なんだい?」
B「お父さん、生娘さんを僕にください!」
A「勝手に処女にされても…。いやあの、父親だからあんまりその辺のこと知らないけれど。え?っていうことは?」
B「娘さんとは、健全なお付き合いをさせていただいています。」
A「なるほど。渡してきたものが全然健全じゃなかったけれど。」
B「娘さんも生ものですのでお早めにとは思っているのですが。」
A「お?お?緊張してるのかな?一回家帰るか?それともお茶でも飲むか?」
B「(飲む仕草をする)はあ…。落ち着きました。」
A「それはよかったです。」
B「このお茶おいしいですね。出汁は何を?」
A「あんまりお茶に対して出汁とは言わないけれど…。別に普通のお茶っ葉だよ。」
B「お茶っ葉ですか。小指で淹れた時と同じ味がしますね。」
A「これはそれ用なのかな?いまいちね、このお土産の使い方がよくわかってないんだよね。」
B「お父さん、改めてお願いがあります。」
A「お?なんだい?」
B「お父さん、娘さんの小指を僕にください。」
A「絶対ダメだよ。無理に決まってるよねそんなの。」
B「薬指も僕にください。」
A「追加注文されても…。なんで増えるのかな?どういう考えしてるの?」
B「実は、娘さんの指に合う結婚指輪をこの前見つけたんです。」
A「え、え、何?もしかしてバラして置いとく気なの?」
B「できるだけ近くで眺めていたい…。」
A「怖い怖い怖い怖い。」
B「娘さんの小指で淹れたお茶を飲みながら眺めていたい…。」
A「一回家帰ろうか。ごめんダメだよ。全然できてないよ。」
B「え?」
A「せっかく練習したいって言ってるからやらせてあげてるのに。ダメだよそんなんじゃ。このままだと一生結婚させてもらえないよ?」
B「え、ごめん…。俺、一言も練習したいなんて言ってないんだけど…。」
A「あ、ごめん…、コントのつもりだったんだよね?やめさせてもらいます。ありがとうございました。」